おすすめの心理戦ボードゲーム「ボクシングキャット」②
前回の続き
<ゲームの準備>
7枚のカードを裏返しシャッフルし、1枚を公開せずに除外します。
両プレイヤーは、残りの6枚から1枚ずつ選び、自分は見ずに相手にだけ公開します。(インディアンポーカーみたい。)
残り4枚側は全て防御側が表を確認して、中央に並べて配置します。
防御側は「魂のトークン」と呼ばれるBET用のアイテム8枚と「防御トークン」と呼ばれるアイテムを1枚、攻撃側は「魂のトークン」を7枚持ちます。
両プレイヤー共にファイティングポーズを取り、元気よく一緒に「ファイト!」と言ったらゲーム開始です!!
<手順>
防御側からスタートです。
真ん中に配置した4枚のカードを覚えていますか?
防御側はまず「魂のトークン」8枚を中央の4枚のカードにBETします。必ず2枚以上に全てのトークンを振り分けてください。
さらに「防御トークン」をどれか1枚の上に置きます。BETしてないカードに置いてもいいです。
次に攻撃側が仕掛けます。
「防御トークン」が乗っているカード以外の3枚のカードから1枚を選び、表を確認します。
(このゲームは5ラウンドあり、5ラウンド中1回だけ「念力トークン」を使い、追加でカードを1枚確認できます。)
さらに、「魂のトークン」7枚を真ん中の4枚のカードにBETします。「防御トークン」が乗っているカードにもBETはできます。防御側と違うのは、1枚のカードに一点集中させていいというところです。
<ラウンドの勝敗>
真ん中のカードに対してBET数が相手よりも多いカードと、相手にだけ公開していたサイドのカードが自分のものになります。
BET数が同じカードはこのラウンドから除外します。
さぁ、どきどきしますね!
同時に手持ちのカードを公開して勝敗を決めましょう!
基本、相手より合計が多ければ勝ちですが、「MIN」のカードが相手の手持ちか自分の手持ちにあれば、合計数が小さい方の勝ちになります。「BIG」が切られたようなデザインのカードは、お互いの手持ちのカードの中で、1番数字が大きいカードを破壊(除外)します。
ただし、防御側が勝ったりあいこになったりしても、このラウンドでは何も起きません。攻撃側が勝った時のみ、攻撃側は「HITトークン」をもらえます。5ラウンドの中で、「HITトークン」を2枚先に獲得したプレイヤーがゲームの勝者になります。
<まとめ>
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいてなんとなくわかってもらえてたら嬉しいのですが、攻撃側は防御側より圧倒的に情報量が少ないんですよね。だから、防御側のトークンの配置の仕方、悩み方、防御トークンの置き方、などなど色々観察しないといけません。
やってみてわかったのですが、防御有利でも「勝ち確」は無かったです。(全パターンはやっていません。)
だからこそ、読み合いが大切で、ブラフをかますこと、相手を観察することが活きてきます。
あと、すごいたまたまなのですが、「Suiri/Sinri」と型が似ていて驚きました!
非常に面白い読み合いができて大満足のゲームでした!
おすすめの心理戦ボードゲーム「ボクシングキャット」①
おすすめの心理戦ボードゲーム「ボクシングキャット」を紹介します。
このゲームは、2人用のゲームです。
先日、広島で行われた「たちまちゲームマルシェ」で試遊して面白かったので買ってきて遊んでみました。感想も交えてお話します。台湾で今大人気のボードゲームらしいですよ!
2人用の心理戦ボードゲームで、攻防の仕方や読み合いが自作のSuiri/Sinriにちょっとだけ似ていてびっくりしました。
<導入>
“ニャールドチャンピオンのタイトルマッチ戦がいよいよ始まります!”
“チャレンジャーの「虎ノ助」対チャンピオン「ロベルト」!”
“手に汗握る一戦で、果たして勝つのはどっちになるのか!?”
このゲームは、虎之助(最初攻撃側)ロベルト(最初防御側)に分かれてラウンドごとに攻守を交代しながら戦います。
ここで面白いのが、攻撃のターンと防御のターンでやることが全く異なるというところです。
見方によって変わるとは思いますが、各ラウンド防御側が有利だと思います。
先ほど言ったように、攻撃と防御はラウンドごとに変わるのですが、5ラウンド分やるのでロベルトの方が防御が一回多いんです。チャンピオンですもんね。チャンピオンベルトはそう簡単には渡せません。ただし防御のときに勝てばいいというわけではありません。メインの勝ち方は別にあります。
<勝ち方>
1~5が1つずつ書かれたカード5枚とBIG、MINと書かれたカード1枚ずつ、計7枚のカードを裏返し、最終的に獲得したカードの合計が(基本的には)大きい方がそのラウンドの勝者となります。
攻撃側の時に相手に勝利するとHITトークンをもらえます。このHITトークンを先に2つ集めた方が勝ちです。
防御側で勝っても、引き分けても何ももらえません。虎之助で勝つには、5ラウンド中3ラウンドの攻撃側で2回の勝利を収める必要があります。かなり難しい・・・。
一方、ロベルトは攻撃側が2回しかないので、どちらともで勝利する必要がありますが、チャンピオンですので最後のラウンドまで縺れ、HITトークンの数が引き分けたときはチャンピオンベルトを守り切ったという扱いになります。だから、防御側で勝ちさえすれば、攻撃側で勝たなくてもいいんです。
ゲーム進行などは次の記事へGO。
今週末7/8(土)に広島でゲームマーケット「たちまちゲームマルシェ」が開催されます!
いろんなボードゲームが売りに出され、私たちも参加することになりました!
広島で私たちと同じくボードゲーム制作をしている「ごみ国際」さんに誘われ行ってきます。
Suiri/Sinriが欲しい方、広島に住んでいる方、是非足を運びにきてください!
「Suiri/Sinri」は“考えるじゃんけん”です。2回の手番の中で相手の手を推理して、自分の手がバレないようにブラフをかます、文字通りの推理心理です。ただシンプルでありながら、やればやるほど奥深さを痛感するゲームです。価格は2500円です。
皆さんは、すごろくで遊んだことがありますか?
多くの人が遊んだことあると思います。私は、小さい頃に祖父母の家でたくさん遊んだのをはっきり覚えています。
すごろくは、面白さやその人気からボードゲームの王道と言ってもいいと思いますが、“勝ち方”なんてあるんでしょうか?
サイコロを振って、駒を進めて、マスの効果に従う。この繰り返しですが、圧倒的にサイコロの出目の運が勝敗を分けていると思います。完全情報ゲームなので考えることは少なからずありますが、ただサイコロを振って楽しむことがメインのゲームな気がします。みんなある程度平等に勝ち負けが決まるので喧嘩になりにくいですよね。
だから私は、「考えるすごろく」を制作したいのです。実はもうすでに形はできていて、試作を繰り返すだけです。サイコロをちゃんと使いながら、運で決まる勝負を半分以下にしたいと思っています。
考えることは楽しいことだと思います。学校でシャーペンもって学習するのもいいですが、私たちが作ったボードゲームで遊べば、楽しみながら考える力が付きますよ!
RYiCe制作「Suiri/Sinri」の遊び方をざっくりと紹介します。
読み方はスイリシンリです。
推理と心理を極めた二人用のゲームです。
心理戦が大好きなので、そういうジャンルのゲームを一度でもいいから作ってみたかったんです!
最初は何気なくじゃんけんを使った面白いゲーム作れないかなぁと思いながら白紙のカードにグーチョキパーを描いたんですけど、なぜかそこでひらめいたんです。じゃんけんのような「“すくみ”を二つ掛け合わせよう」と。
そしたら、すごい面白いゲームが生まれました!
では、本題に入りましょう。まずは内容物についてです。
キャラクターとその名前が書かれた六角形のカードが6枚あります。以上です。
ゲームの内容がとてもシンプルなので、これだけでできちゃいます。心理戦の特徴ですね。読み合いがメインなので、ごちゃごちゃしたアイテムは不要です。
次にざっくりとした手順をお伝えします。
①6体のキャラクターが書かれたカードを裏返しにします。
②1枚ずつ選び、お互いに見えないように表を確認します。
③残りの4枚を1枚と3枚に分けて机の中央の置き、2回ほど簡単な操作(中身を確認したり交換したり)を繰り返します。
④最後に同時に手持ちのキャラクターを見せ合い、どちらが強いか勝負します。
各キャラクターには有利・不利の相性が決まっており、一体ずつしかいないため、絶対にあいこはないようになっています。③の過程で相手が何を持ってそうかある程度推理できるんです。断定はほとんどできないと思います。そこで、相手の動きを観察するんです。なぜあそこで交換したのか?相手が欲しがっているものは何か?
相手の目をじっと見るとか、ブラフを織り交ぜてもいいです。
このゲームはやればやるほど奥深さと魅力にどっぷりハマっていきますよ!5分でできるので3、4人いても交代しながら遊べるので、飽きません。
しかも、先手と後手で手順の内容が変わるんです!何十何百と試行しているのでどちかが強すぎるということはないですが(慣れるまではなぜか先手有利かも)、お互いにやることが少し違うのでそれも一つの味です。
内容がシンプルなだけに、デザインはかなり凝りました。派手過ぎず、クールな感じを表現するのが難しかったです。手順の詳細は下に載せていますので、よかったらご覧ください。
手順詳細
①6体のキャラクターが書かれたカードを裏返しにします。
②1枚ずつ選び、お互いに見えないように表を確認します。
③残りの4枚を1枚(サイドと言う)と3枚(センターと言う)に分けて机の中央に1列で置きます。
④先手は、センターの3枚のカードから2枚を選び、相手に見えないように確認します。それぞれのカードは元の位置に戻しましょう。
⑤そのまま先手は、今選んだ2枚のカードから1枚を選び自分の手持ちのカードと交換することができます。交換しなくてもいいです。
⑥後手は、④⑤と同じことをします。センターのカードは3枚しかないので必ず1枚は先手と見るカードが被ります。2枚とも被せるという手法も全然ありです。
⑦先手は、サイドのカードを相手に見えないように確認します。
⑧そのまま先手は、今見たカードと自分の手持ちのカードを交換することができます。交換しなくてもいいです。
⑨後手は、センターの3枚のカードのうち、⑥で選ばなかった1枚のカードと自分の手持ちのカードを交換することができます。交換しなくてもいいです。※このとき選ばなかった1枚のカードは中身を確認しません!予想して、交換するか決めましょう。
⑩最後に同時に手持ちのキャラクターを見せ合い、どちらが強いか勝負します。
説明書に詳しく書いてありますが、JOKERというキャラは少し複雑です。最後にお互いに見せ合うときは特に注意が必要です。