最新作「月はすっぽん」発注完了!12月クラファン予定!
こんにちは、ボードゲーム制作グループRYiCeの山田です。
最新作「月はすっぽん」のデザインが完成し、印刷の発注が完了しました!
商品が届き次第、クラウドファンディングCAMPFIREにて商品を先行販売します。
支援金額によっては、カードの種類の追加、さらに次回作のボードゲームのデザイン向上(主にイラスト料)につながりますので共有・拡散して支援していただけると嬉しいです!
“月はすっぽん”のゲーム内容を紹介します!
ゲームはとてもシンプルで、神経衰弱をします。神経衰弱とは、裏返しにされた数十枚のカードから同じ絵札を選んで取っていく記憶力が大事なゲームです。しかし!
「覚えるの苦手だぁ」っていう人も大丈夫!このゲームでは、覚えるのは二の次です。
“月はすっぽん”は40枚のカードが箱に入っていますが、同じカードは一枚もありません。「え、じゃあ揃わないじゃん」
そうです。何も知らずにやると一生揃いません。このボードゲームは、“相手を納得させる力”が必要になります。
さて、もったいぶらずに“勝ち方”の説明をしましょう。
40枚のカードは“月とすっぽん”のようなものばかりです。つまり、共通点が少なく差が大きいようなカードがたくさん入っています。しかし、タイトルは“月はすっぽん”です。差がほとんどなく共通点がたくさんあるような書き方ですね。
よって、選んだ2枚のカードの共通点を言えたらクリアとなります。
ものの認識は人によって違うので、ゲームに参加しているプレイヤーのうち誰か一人でも共通点に納得させれば、カードを獲得できます。
40枚のカード同士はもともと“月とすっぽん”なので、“月はすっぽん”にするにはかなり難しいです。クリア基準はあくまでも他のプレイヤーになります。なかよくゲームをプレイしましょう!
12月からクラウドファンディングで先行販売予定です。値段は並みのボードゲームより圧倒的に安いので是非買ってみてください!
<クラウドファンディング「CAMPFIRE」日程予定>
12月1日:クラファン開始
1月4日:クラファン終了
~1月末:商品発送準備
1月末~:商品お届け
心理戦ボードゲームを作ろう!第四弾!
お家にあるものでできる、簡単で面白いボードゲームをその場の思いつきで作っていく企画です。二人用をメインに、いけそうなら複数人数でも遊べるように改造していきます。
とは言うものの、今回のお題は「人生ゲーム」です。
おうちに人生ゲームがあるでしょうか?今頃はオンラインゲームが主流なのでボードゲームの中の、しかも人生ゲームを家に持っているよという人、意外とすくないかもしれません。
いきなり“お家にあるもの”という条件から外れそうですが、紙とペンがあれば作れないこともないですし・・・、それがめんどくさいというときは買いましょう!!結構盛り上がれて楽しいですよ。
「人生ゲームに心理戦要素なんて組み込めるの?」
って思いますよね。
一般に、プレイヤーの全ての情報が開示されていて、サイコロの運勝負なところがあります。大借金を負う日もあれば、大成功を収めて億万長者になる日もあります。それが人生っていうゲームです。
この手のゲームは心理戦要素がほぼ皆無なのですが、逆に言えば心理戦要素組み込み放題です。
今回は、人生を決める“サイコロ”に心理要素を入れたいと思います。これはすでに実在するトランプゲームを参考にしました(ほぼまんま)。
<心理戦要素の準備>
他のプレイヤーに見られないようにサイコロを入れられるカップや箱を用意します。この中で振って、自分だけ見れるようにします。
箱などがなくても他の人に見られなければいいので、手で隠すだけでもOK。
<手順>
人生ゲームの手順に従ってゲームを進めてください。
自分の手番になったら、サイコロを隠しながら振ります。
自分の出目が何であっても、ブラフをかけることができます。
例えば、4の出目が出たとします。
今の地点から4マス進むと“200万を失う”と書いてあります。3マス先は“500万もらえる”と書いてあるので「3が出たわ」と言いながら3マス進めることができます。
このように、出目に従って正しく進んでもいいし、ブラフをかけて、偽りのマスへ行っても構いません。
ただし!他のプレイヤーは「ダウト!」と言ってその行動を一時中断させることができます。トランプの“ダウト”のゲームと一緒ですね。「嘘だ」といって本当にそれが嘘なら、嘘を言ったプレイヤーがダメージを受け、「嘘だ」と言って間違っていたならダウトと叫んだプレイヤーがダメージを受ける。心理戦の定番です。なんか、嘘とか本当とか紛らわしいですね。
「ダウト!」と叫ぶのはまんまパクリなので、「それは違うよ」にしましょうか(ダウトじゃなくてもアウトです)。
商品化しない、身内で楽しむだけなので正直なんでもいいです。しっくりくる叫び方にしてください。今ここでは「ブラフだ!」にしておきます。
<ブラフだ!>
今手番のプレイヤーが例えば「2だったよ」と言って、それがブラフだと思ったら、「ブラフだ!」と叫びましょう。
その後、ゲームは一時中断します。
手番のプレイヤーはサイコロの出目を公開します。
サイコロの出目が嘘か本当かによってやることが変わります。以下を確認してください。
誰も「ブラフだ!」と言わないときは、言ったことが正しいものとしてゲームを続行します。
>>パターン1:出目が2で、言っていることが正しかった時<<
正しいことを言っているのに嘘だ!と暴言を吐かれたわけですから、叫んだプレイヤーは手番のプレイヤーがたどり着く先のマスに書かれている金額分を手番がプレイヤーに支払います。もらえると書いていても失うと書いていてもです。
例えば、手番のプレイヤーが「2が出た」と言って2マス先の“300万貰える”というマスにたどり着いたとしましょう。
あなたは「ブラフだ!」といってゲームを止めました。
しかし、実際にサイコロは2であり、手番のプレイヤーは300万をもらえます。あなたは銀行の代わりに300万を手番のプレイヤーにあげなければなりません。あまりこういうことは起きませんが、マスに“300万失う”と書いてあってもあなたは300万を支払います。
>>パターン2:出目が2以外で、言っていることが嘘だった時<<
「ブラフだ!」は大当たりです。手番のプレイヤーは嘘をついていたことになるので、罰として今の手番を休みます。さっきのマスまで戻り、お金ももらえません。「ブラフだ!」と叫んだプレイヤーは成功報酬として、銀行から失うはずだった金額の半額をもらえます。
例えば、手番のプレイヤーが「5が出た」と言って5マス先の“400万貰える”というマスにたどり着いたとしましょう。
あなたは「ブラフだ!」といってゲームを止めました。
実際にはサイコロは2であり、手番の人は嘘をついていました。手番のプレイヤーは5マス進めず、400万ももらえません。ブラフを叫んだプレイヤーは、銀行が失う予定だった400万のうち200万を銀行からもらえます。こちらも同様あまり起こらないと思いますが、進もうとした先が“400万失う”だった場合も、銀行から半額もらえます。
進んだ先が金額に関係ない場合(一時停止マスや職業マスなど)は、嘘が発覚したとき全額失います。成功報酬はありません。叫びが失敗したときも全額失います。暴言を吐かれた方は何もありません。つまり、金額が絡まないところでのはったりは非常にリスクが高いです。叫ぶ側もリスクが高いため確実に“やってるな”と思わすか、相手が借金を負っていない限りは攻めてこないでしょう。借金を負っている人は金額が絡まないところではノーリスクですから。
<感想>
心理戦のボードゲームに限らないことですが、ボードゲームを作るときはすでにあるゲーム内容を参考にすることはよくあります。今回は、トランプの“ダウト”と“人生ゲームを”掛けてみました。子供の時に嘘を一回もついたことがない人はほとんどいないと思いますが、嘘というかブラフは人生ゲームだけにしましょう。リアル人生での嘘は身を滅ぼしますからね!
みなさんこんにちは。ボードゲーム制作グループRYiCeの山田です。
心理戦ボードゲームの作り方第三弾!!
今日も思い付きで簡単にできる二人用心理戦ボードゲームを作ろうと思います。
前回はオセロを基盤にゲームを作りました。
今回の基盤となるゲームは・・・じゃんけんです。
じゃんけんの心理戦といえば、最近流行りの(?)お互いの間に仕切りを立ててじゃんけんをするあのゲームがありますね。私が作った「Suiri/Sinri」はじゃんけんのように“すくみ”があって、引き分けがないという点では「心理戦じゃんけん」と言ってもいいと思います。遊んだことがないという方は是非遊んでみてください!
BASEで購入 https://ryice.thebase.in/items/72934635
BOOTHで購入 https://ryice.booth.pm/items/5073745
今回のお題はじゃんけんということで、お互いが紙にグー・チョキ・パーを書いて紙でじゃんけんをするという方法をとれば、かなり簡単に心理戦を混ぜることができますが、紙に書くのは無しでやってみたいと思います!
つまり手だけを使った普通のじゃんけんに心理戦を組み込みます!
(考え中)
道具を何も使わないという縛りをつけたせいでかなり時間かかりましたが、なんとか完成したと思います。
<準備>
・友達一人(恋人・兄弟でも可)
友達いねぇわっていうネタであふれそうですが…w
ポイント制で3ポイント先取で勝利です。
<手順>
①お互いに目をつむります。
②「じゃんけんぽん」の合図で普通にじゃんけんをします。
③手を出した直後、お互いに以下の選択ができます。
a)目を開けて状況を確認し、自分の手を伝える。(嘘を言ってもいいが、自分の手は変えてはならない)
b)目を開けずに、自分の手を一回だけ変えられる。(自分の元の手について喋ってもいいが、嘘を言ってはならない)
④お互いに目を開けて状況を確認し、勝敗を決める。
⑤ただし、勝敗の決め方、ポイントの決め方は以下を参照してください。
<ゲームの勝敗>
・グーとパー、チョキとグーのように勝ちか負けか決まる試合は、勝った方に1ポイントです。
・あいこの場合は目を開けていた方が1ポイントです。あいこでかつ両者目を閉じていた場合、無効試合になり両者ともに0ポイントです。
・目を閉じて勝つと+1ポイントです。
・両者目を開けた場合、ポイントで勝っている方のポイントが0ポイントにリセットされます。
目を閉じて勝つと2ポイント貰えるので、3ポイントにリーチをかけられます。
ポイントで勝っている方は、リセットされる可能性があるので目を開けたくないですね。
<感想・まとめ>
超難しいじゃんけんが完成しました。
目を開けるとリセットの可能性があるので、目をつむることが多いと思いますが、頭の中で考えないといけないことが多すぎます。ある程度の推理力が必要です。嘘をついているなら…とか、目を開けていないなら…とか。
慣れたらただの心理戦ゲームです。
<ヒント>
先攻後攻を決めると簡単です。
ゲーム一回目:先攻が目を開ける、後攻は目を閉じる
ゲーム二回目:後攻が目を開ける、先攻は目を閉じる
ゲーム三回目:一回目同様・・・
相手が目を開けているか閉じているかはわかるので考えることが少なくなり簡単です。
開いている方は嘘をついているかもしれないけど手は変わっていないし、閉じている方は元の手の嘘はつかないけど手は変わっているかもしれない。ということだけ頭に入れとけばいいわけです。
ということで、今回は心理戦じゃんけんを作りましたが、圧倒的に「Suiri/Sinri」の方が面白いですね。
「Suiri/Sinri」はすくみのほうから変えていったので、そもそものじゃんけんの構造とは似て非なるところがあるのですが、難しすぎない推理と、二択のどっちだろうの駆け引きを思う存分楽しめる二人用心理戦ボードゲームになっています。今回のゲームはようわからんっていう人は是非「Suiri/Sinri」をやってください!
みなさんこんにちは。ボードゲーム制作グループRYiCeの山田です。
心理戦ボードゲームの作り方第二弾!!
今日も思い付きで簡単にできる心理戦ボードゲームを作ろうと思います。
まずは二人用で考えます。
前回はヒットアンドブローを参考にゲームを作りました。今回も基盤となるゲームを選びたいのですが…。
何もないとパッと思いつかないので、二人用ゲームで検索をかけます。・・・今回はオセロにしましょう。
オセロは手作りじゃ作れないと思うので、家にあるオセロ版を使ってできるゲームにしてみましょうか。
<心理を組み込む>
オセロは完全なんとか情報ゲームなので、心理要素は一つもありません。すべての面を読み切ればですが!
オセロ自体がとてもシンプルなので、組み込む心理要素もシンプルに行きたいところです。
(考え中)
<心理戦オセロ~準備~>
通常販売されているオセロを用意します。
(実はオセロは商標登録されているので、ほぼ同様のゲームのリバーシと呼ばれることが多いみたいですね。)
百均などで10枚入りのシール(柄はなんでもよく、オセロに貼れるおおきさ)を買います。
石を10枚だけ取り白の面と黒の面に5枚ずつシールを貼ります。
このあと石を分配しますが、注意点があります。
白の石を持つプレイヤーは、シールを貼っていない石を27枚と黒の方にシールを貼った石5枚を持って全て白の面にします。全て白の面にするとシールを貼った石が相手にはどれかわからないはずです。
黒のプレイヤーも同じです。白の面にシールが張られた石5枚と残り27枚を黒の面を表にして置きます。
<心理戦オセロ~ゲームスタート~>
順番を決め、ゲームスタートです!
普通にオセロをやっていきます。重要になってくるのはシールが張られた石です。このシールが張られた石を相手にひっくり返させると、盤面上の好きな相手の石を1つだけひっくり返すことができます。好きなところをひっくり返すことができるのは、オセロでは異常に強い手です。角を取られていても角を取り返せます。
<考察>
運ゲーでは?と思った人はいるかもしれません。
適当に打っていれば運ゲーです。心理戦で重要なのは、どうブラフを打つかどうかです。
例えば以下の状況を考えてみましょう。
|□□□□□□□□|
|□□□3⃣4⃣●●○|
|□□1⃣○○○●○|
|□□□●○●●○|
|□□□2⃣□□□□|
一部しか書いてないですが、あなたは黒の石だとします。どこに置きますか?
私はオセロの最善手がどこだとが全くわかりませんが、普通のオセロであれば3⃣に置きたいなって思います。
しかし!この心理戦オセロは1⃣2⃣4⃣のどれかにシール付きを置くといいんじゃないんでしょうか。
ここでは、満面の笑みで相手に見えないように裏面を確認しながら、バシっと打っちゃってください。シール付きが本当にそこに置かれたなら、壁側の白なんて無意味です。シール付きを裏返してしまったら、状況が一変します。実際に1⃣にシール付きを置いてみると以下のようになります。
|□□□□□□□□|
|□□□□□●●○|
|□5⃣●●●●●○|
|□□□●○●●○|
|□□□□□□□□|
白は5⃣に置きたいですよね。でも5⃣の右隣にシール付きがあったら…。
|□□□□□□□□|
|□□□□□●●○|
|□○シ○○○○○|
|□□□●○●●○|
|□□□□□□□□|
こうなります。次どうなるかわかりますよね?黒側はシール付きをひっくり返させたので、白の石を一つだけ黒に変えられます。
|□□□□□□□□|
|□□□□□●●○|
|□○○○○○○●|
|□□□●○●●○|
|□□□□□□□□|
こうですよねw
だから、シールは裏返したくないんです。シール付きを置いていようが置いていまいが、最悪の事態が想定されているので、白の人は思うように置けないわけです。
逆に、黒の人はシール付きを置いても置かなくてもいいんです。“ニヤける”とか“裏を確認する”という行為が最大のブラフになっています。
<まとめ>
心理戦オセロ、どうだったでしょうか?いつものオセロにシールを貼るだけのシンプルな案で心理戦を組み込むことができました。シールが貼られていても普通のオセロはできますので、飽きても、シールをはがしてネチョネチョにしない方がいいと思います。
テストプレイは全くしていないですけど、想像した感じだけでもうまくいっているんじゃないでしょうか?
やってみたよ!っていう人がいれば、ぜひ感想を聞かせてください。
<追記>
実際にやってみました!
ルールを一つ追加しないといけません。
シールをめくらせると、相手の石を一つ裏返すことができますが、裏返したときに相手の石がシール付きだった場合、相手は裏返す行為をすることができません。相手のシール付き石を無効化できる一手となります。
このゲーム結構楽しいと思います。角を完全に取られて負けの雰囲気でも、シール付きを1個取らせるだけで形勢逆転できます。あからさまにシール置いたよの顔をするのがいいですね!
こんにちは!ボードゲーム制作グループRYiCe(アールワイス)の山田です。
今回、私たちがボードゲームを作るにあたって主軸としているジャンル「心理・ブラフ」について、このジャンルのボードゲームの作り方をメインにご紹介します。
正解は無いので、こんな感じで作っているよっていうのが伝わって、これからボドゲを作る人の参考になればいいなと思っています。
<心理・ブラフとは>
すごくざっくりしていて、これです!と断言できるものではないですが、相手の心を読む(予想)するときに「心理戦が始まった」などど言いますね。ブラフは“はったり”という意味で、自分の心を読まれるときに相手を惑わすための手として使います。
例えば、二人でじゃんけんをするとします。ふつうはそのまま「じゃんけんぽん!」なのですが、一言、「僕はグーを出すからね」と言うだけで相手は動揺します。相手がそう言ってきたら、皆さんなら何を出しますか?信じてパーを出しますか?チョキを出すと思ってグーを出しに行きますか?
特にじゃんけんのように“すくみ”になっているものと相性が良いです。考えれば考えるほど沼にはまっていきますよ。
<二人用心理ゲーム>
大人数でもやることは同じなので、二人用で考えてみましょう。
ボードゲームを作るときは、大量の白紙カードやカラーペンをあらかじめ用意しておきましょう。百均で買えますよ。
まず、どのジャンルもそうですが、どういうテーマでやっていくのかを決めます。
ブラフは意外とどんな方向性で行っても混ぜ込むことができるので、ここはなんでもいいです。
例えば、ヒットアンドブロー(ヌメロン)のようなゲームにしよう!と決めます。1から新しいゲームを作るのは難しいので既存のゲームからヒントを得るのは大事なことです。
ヒットアンドブローは相手の3桁の数字を推理して当てるゲームですね。ここにブラフを織り交ぜるとしたら…。
(考え中)
本当は、HIT&BLOWという言葉を使うとパクリになるので良くないのですが、イメージしやすさのためにHIT&BLOWのゲームをイメージしてついてきてください。わからない方もこのまま読み進めても構いませんが、別のタブを開いて簡単な説明を読んできてもらえると嬉しいです。
18枚のカードを使います。9枚は1~9が書かれた白色のカード、もう9枚は1~9が書かれた黒色のカードにします。裏には何も書かれていないので白か黒かだけ判断できます。
全て裏のままシャッフルして、お互いに黒と白のカードを1枚と3枚ずつ取り、4桁の整数を作ります。順番は並び替えて大丈夫です。(白黒白白でもいいし、白白白黒でもいい)
残りのカードは裏のまま机の端に置いておきます。
ブラフ付き4桁HIT&BLOWのスタートです!
<ブラフ付き4桁HIT&BLOW>
4桁は多くない!?って思った方安心してください!好きに数字を決めたわけではありません。1~9の白い数字からお互いに3枚ずつ取ってます。自分が知らない白いカードは6枚で、そのうち相手が持っているカードは3枚です。なので黒いカードに関しては、一枚でもHITorBLOWになる確率は19/20と高確率です。
問題は黒いカードです。まだブラフが絡んできていないですよね?
黒いカードに関しては、HITのときハッタリをかますことができます。
例えば、自分の手持ちのカードが黒白白白で3497だったとしましょう。
相手が「1987」と言えば、黒はHITもBLOWもしていないので、通常のルールに従って1HIT1BLOWです。
相手が「9325」と言えば、黒のカードはBLOWです。この場合も、嘘は言えません。よって、2BLOWです。
相手が「3421」と言えばどうでしょう。3がHITしてますね。このとき、HITであることを隠すことができます。4の方は白のHITなので嘘はつけません。よって、ブラフで1HIT1BLOWや1HITと言っても良いですし、正直に2HITと言っても良いです。しかも何回嘘をついても良いです。これだけだとかなり複雑になるのでルールを追加します。
2HIT以上(BLOWの数は不問)を成功したとき、黒のカードを一枚取って自分だけ確認することができます。ここは運もあるでしょうが、早い者勝ちです。相手が持っているカードが絞られてくるのでゲームを有利に進められます。
ゲームの基盤は完成です!
あとは、テストプレイを繰り返し(頭焼けこげそうなゲームですが)、楽しいゲームにしていくだけです。
<作成にあたってのポイント>
上記の(考え中)のところでは20分程度、試行錯誤しています。
①3枚だけという考えにとらわれないこと
②色で新しい要素を入れること
③カードを共有すること
④ブラフを乗せやすい状態をつくること
が今回考えたことです。
特に④では、ブラフを織り交ぜると推理がしにくくなるんですよね。HIT&BLOWは相手の言うことが真であることを前提にゲームを進めます。しかし、相手が嘘を言っているかもしれないという考えがあるだけで推理は鬼のように難しくなります。(コ〇ン君すごすぎない?)そこを和らげるにはどうしたらいいかを考えるのが難しかったです。そこで②や③で推理量を減らして、ブラフに集中できる環境を作っています。